京都ハリストス正教会の背中が丸見え。

ずんずん

2009年11月27日 12:00

【京都ハリストス正教会】って、柳馬場通夷川下ルにある教会ですけど、
東側にあった市関係の建物が取り壊されて、富小路側から丸見えになってました。
建物でいうと、ちょうど背中の面が丸見え状態。
これは貴重な景色と、ワンショット・ツーショット・スリーショットと、
シャッターを切ってしまいました。



この左側に建っている塔は、小学校時代の写生で定番のモチーフでした。
いやいや、こんなにじっくり眺めたのも久しぶりです。


ちゃんと、京都市指定文化財になっちょります。



因みに、教会よりの西側半分は、昔はプールがあったのです。
富小路殿プール・・・
”とみのこうじでんプール”って、僕らは呼んでたけど、
この”とみのこうじでん”って何やねん。
調べてみたら、”とみのこうじどの”といって、
鎌倉時代の里内裏で、要は皇居=御所のこと。
天皇が住んでいた。
もともとは平安京の北中央にあった平安宮が御所だったけど、度重なる火災で内裏が焼失後は、
天皇の在所を一時的に他に移さないといけなくなってきたんです。
ベタな言い方すると、その仮住まいが定着してきて、本宅みたいになって来たということみたいです。
今の御所は、土御門東洞院殿が原型となっていて、拡大整備されて今に至ってるみたいです。
それで、問題の”とみのこうじどの”は、後醍醐天皇の時に燃えてしまったようです。
たぶん、足利尊氏に追われて比叡山に逃れる時に燃え落ちたんでしょう。
南北朝時代の始まりです。


ところで、富有小学校(現・御所南小)にまだプールが無かった頃、ここまで泳ぎに来てたですねぇ。
海パンイッチョで、学校からぞろぞろ歩いて行ったと記憶してます。
う~ん、ここのプールの水は冷たかった。
今から思うと、地下水使うとったんと違うかなぁ。



教会の南側は、やっぱり富小路殿公園。
木々の葉っぱは、秋色でいっぱいでした。


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