大聖寺門跡 枳殻(からたち)の垣根

ずんずん

2012年04月24日 00:00


昨日の22日、京都仁丹樂會の定例ミーティングに出席するため、

近江坂本から入洛しました。

地下鉄今出川駅にて下車して、二番出口から地上に出て、とりあえず北へと歩き出しました。


お天気はすこし雨模様でしたが、

西陣の会場までプチ散策をしてみようと思い立ちました。

しばらくして、白い花をつけた垣根が見えてきました。

よく見ると、花弁の可愛さに反して、鋭い刺が何本もついています。

あぁー、これはひょっとして”カラタチ”?

思わずカメラを向けてしまいました。



これは、大聖寺門跡の土塀に沿って植え込まれている垣根でした。

現在建設中の同志社大学今出川キャンパス新棟工事の真向かいです。



そのカラタチ垣根のことを仁丹樂會のメンバーに話ししたところ、

河原町正面にある「渉成園」の周囲も、

かつては、やはり枳殻(カラタチ)の垣根が植わっていたそうです。

つまり、北・東・南の三面を取り囲んでいたとのことで、

別名で”枳穀邸(きこくてい)”と呼ばれるのも頷ける程だったそうです。

現在は、南面の門の両脇に少しだけ当時の面影を残しているだけとなっているそうです。


★おまけ

「からたちの花」
 
作詞 北原白秋
作曲 山田耕筰

からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
 
からたちのとげはいたいよ。
靑い靑い針のとげだよ。
 
からたちは畑の垣根よ。
いつもいつもとほる道だよ。
 
からたちも秋はみのるよ。
まろいまろい金のたまだよ。
 
からたちのそばで泣いたよ。
みんなみんなやさしかつたよ。
 
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。

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