菅大臣神社 菅大臣祭・御正体拝見
5月13日、西洞院仏光寺下ルの菅大臣神社で菅大臣祭が行なわれました。
祭礼時のみ、拝殿内の本殿正面に飾られる御正体(みしょうたい)を拝見してきました。
今年は、御正体の前を遮るものがなく、全体を見ることができました。
御正体とは、神仏習合により、
神体である鏡に本地仏の像を示した鏡像または懸仏(かけぼとけ)のことで、
菅大臣神社の場合、垂迹は天満大自在天神であるのに対して、本地は十一面観音になります。
十一面観音の脇侍に見えているのは、それぞれ本地で、右側が不動明王と、左側が毘沙門天で、
つまり、垂迹は、右側・不動明王が北野天満宮の相殿に祀られている東座の中将殿であり、
左側・毘沙門天が北野天満宮相殿の西座の吉祥女になります。
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