御香宮・最重量級の千姫神輿
先日の5日、イベント「千姫の夢物語」がおこなわれ、千姫行列が練り歩きましたが、
目当ては、秋の伏見祭の時だけ公開される「千姫神輿」です。
今回はイベントで特別公開されるというので、花見もかねて覗いて見ました。
これがその「千姫神輿」で、最重量級の神輿です。
説明板には600貫(2,250kg)と書かれています。
舁かれるときは轅が着きますので、実際は3トン近くになるでしょう。
社務所におられた神職の方にお聞きしたら、昭和35年までは伏見祭で舁いていたそうです。
伏見九郷を一日かかって巡幸していたので、みんなヘトヘトになってしまい、
最後、御香宮に還ってきたときは、まともに舁くことができないほどだったそうです。
それで、昭和36年に軽量の神輿を二基新調し、
広い氏子区域を二基で分担して巡幸するようにしたそうです。
さらに、後になってからもう一基を新造して現在神輿は三基になっています。
神輿の大きさと、扉の広さを比べても、これは神輿を出せないのでは?
尋ねてみると、神輿を出すには、やっぱり扉を壊さないとダメだそうです。
その神輿新調の記念絵馬が、絵馬舎に掛かっているのを見つけました。
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