祇園祭2008 長刀鉾町「稚児舞披露」7月5日

ずんずん

2008年07月05日 20:00


【携帯動画】 京都・祇園祭2008「長刀鉾」稚児舞披露7月5日
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◆7月5日午後3時半、長刀鉾町・町会所(四条通烏丸東入ル北側)の二階で、

『稚児舞披露』が執り行われました。 地図はこちら

練習を積んで、大衆の面前で稚児舞を舞うのは今日が初めて。

上半身を思いっきり乗り出して舞う「太平の舞」ですが、

怖くないのかなと思ってしまいますね。

頭には、孔雀の羽根をあしらった「蝶とんぼの冠」が輝いています。


町会所の二階には、歴代のお稚児さんの写真が飾られているんですね。↑↑↑







披露を終えて、ほっとした気分で思わず大あくびをしている場面もありました。

まずは稚児舞披露の大役、お疲れ様でした。

今年のお稚児さんの岡澤君、禿(かむろ)の乾君・植村君の三人とも、

洛央小学校の生徒さんで、文字通り地元の氏子さんなのです。



お家に戻るのも徒歩で帰ります。

この蒸し暑い季節、ちょっとの距離でも歩くと汗が噴出しますが、

お稚児さんの行列をゆっくり見れるのは、とても楽しいものです。

もともとの姿で行事が進められてゆきます。

車でサッと来て、事が済めばまた車でサッと帰っちゃう、っていうのは情緒がないですからね。



★2006年祇園祭稚児舞記事はこちらで。


以下の文章は、
京都市文化市民局「平成20年度祇園祭長刀鉾稚児・禿の市長表敬訪問について」の
広報資料からの引用です。

・祇園祭の稚児は、もともと稚児舞の舞手として鉾に乗っていましたが、
 時代とともにその役割は、神の使いとして鉾を先導するものと変わっていきました。
 現在では、多くの鉾で人形の稚児が代役を勤めており、
 生稚児(いきちご)は長刀鉾のみで見ることができます。
 7月17日の山鉾巡行では、先頭を行く長刀鉾に付き人の禿とともに乗り、
 巡行開始を告げる「しめなわ」切りの大役を務めます。

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