祇園祭2008 神幸祭 7月17日

ずんずん

2008年07月25日 06:54

皆さん、昨晩はいよいよ還幸祭だったですね。
夕方から四条御旅所を三基の神輿が氏子区域の寺町以西を巡幸して、
八坂神社にお還りになりましたでしょうね。
今頃は、八坂神社の舞殿に中御座・東御座・西御座が、
静かに佇んでいはるでしょう。

この還幸祭の巡幸道は、
西は千本通まで、神泉苑や二条陣屋を巡り、
三条黒門の「御供社」で神饌祭が執り行われます。
狭い三条通いっぱいに神輿と舁丁が溢れかえり、凄まじい勢いで神輿が躍ります。
そこからまっすぐに三条通を東へ、
寺町の三島亭の前を下って四条に出るとそのまま八坂神社へ還幸となります。

まったくもって、観に行けなかったのが残念です!


しか~し、先週の神幸祭はじっくり観ることができたので、
その模様をUPすることにします。



西御座(錦神輿会)が四条新京極のど真ん中で躍っています。

1年振りに熱く魂が奮い立ちますね。



人の波が、神輿を担いで、激しく上下しながら流れてゆきます。

神輿の神さんは、その揺れをじっくり楽しみながら、

一生懸命の氏子達の姿を愛しむのです。











◆西御座(錦神輿会)が四条御旅所前に着輿。




◆西御座(錦神輿会)が、渡御の勢いをそのままに、御旅所前で差し上げ。




◆祇園祭の御神輿と御祭神の謎?
  四条御旅所に向かって左の祠=少将井御旅所の前に着輿する西御座。
  なぜ?
  「少将井社」は櫛稲田姫命。
  つまり、東御座のはずなのに、なぜか西御座(八柱御子神)なのです。

  そして、向かって右の祠=大政所御旅所には、中御座と東御座が着輿するのです。
  「大政所」とは、素戔嗚尊と八柱御子神のことを指し、
  本来ならば、中御座(素戔嗚尊)と西御座(八柱御子神)のはずが?
  
  明治維新の廃仏毀釈が関係しているようです。
  詳しくは、別記事にてUPします。
 












◆東御座(四若神輿会)が四条御旅所に着輿。
 御旅所前で何周も差しまわされるが、20m轅(ながえ)の長さのあまり、
 四条通沿道に飛び出しそうになる。









■「祇園祭2006 還幸祭 7月24日」の模様はこちらで。
祇園祭2006 還幸祭・久世駒形稚児 7月24日 
祇園祭2006 還幸祭・中御座渡御 7月24日 
祇園祭2006 還幸祭・三条御供社 7月24日
祇園祭2006 還幸祭・八坂神社 7月24日

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