日吉大社・山王祭2011 大松明(鼻松明)造り

ずんずん

2011年03月23日 12:34

 
この時期、中部・広芝・至誠・下阪本の四つの駕輿丁では、それぞれ大松明(鼻松明)が造られている。

3月19日の夕方、松明造りの場所を回って撮影をさせていただいた。

駕輿丁ごとに、午ノ神事用に一本、宵宮用に二本、合計三本の鼻松明が造られる。

つまり、四つの駕輿丁で十二本が出揃うことになる。


広芝駕輿丁にて。





中部駕輿丁にて。





下阪本駕輿丁にて。


残念ながら、至誠駕輿丁での大松明を撮影することができなかった。

大松明の竹材を束ね締められている注連縄の数は、駕輿丁・午ノ神事用・宵宮用によって、細かく異なる。

また、この締め方も駕輿丁によって違っている。



それら大松明は、四月に入ると鼻役を務める駕輿丁宅の前に立てられ、

皆に、晴の大役を披露し祝ってもらうのだ。

これは、去年の4月10日に撮影したものである。

大松明の長さは約10m。家の大屋根をはるかに越える高さである。

坂本中に、「謹んで鼻役を務め申す!」と、名乗りを上げている様にも見える。

そして皆は、「見事、務めを果たして、よい男になれよ!」と祝っている様だ。

桜も、晴の舞台を祝ってくれている。


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