祇園祭2009・神輿洗 7月10日

ずんずん

2009年07月12日 13:27

7月10日の夜、四条大橋で神輿洗がありました。

昼間に鴨川から汲み上げた水で神輿を祓い清める神事です。




鴨川東岸・四条を少し下がった宮川提に斎場が設けられ、

神用水の入った水桶が供えられていました。







この水桶は、不測の事態に備えて、

予備の神用水が四条通縄手東入南側の「仲源寺」に置かれています。






そうこうしている内に、神輿がやってきました。




宮本組の方々を先頭に、松明につづいて神輿がやって来ます。




神輿は、鳳凰、瓔珞(ようらく)、縄紐や鈴など、錺が付かない裸神輿です。

神輿洗が済んで、祇園さんに戻ってから、綺麗に飾り付けられます。




殿に大松明が続きます。




四条大橋に着くや、神輿が差し上げられました。







轅の横に「東御座」の文字が見えています。

本来、中御座は三若神輿会が舁きますが、神輿洗は四若神輿会が勤めています。

神幸祭・還幸祭で四若が舁いているのは東御座なので、

轅も東御座の轅を使っているのです。




四条大橋の中央・川上側の端に神輿を奉安し、神輿洗式が行われます。

人の垣根で近づくことができません。

みんな、清めの水の雫を浴びたくて近づくのです。





再び神輿が動き出します。






四条花見小路で、祇園甲部の舞妓さん・芸妓さんも神輿見物です。




お迎え提灯の皆さんが、祇園石段下に勢揃いして神輿をお迎えします。






宮本組の方々の中に、今年の長刀鉾のお稚児さん・今西優太朗君が、

「鍵善良房」社長のお父さんといっしょに歩いています。

13日のお位貰いまでは神さんではないので、自分の足で歩いてOKなんですね。










中御座が、神輿洗を終えて舞殿に据えられました。






お迎え提灯に「鍵善良房」さんのお名前を発見。




◆2006年の神事用水清祓の様子はこちらです。
 「祇園祭2006 神輿洗 神事用水清祓 7月28日」
  http://zunzun2.kyo2.jp/e3379.html

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