祇園祭2009・八坂神社「御供社」仮殿遷座祭

ずんずん

2009年07月23日 22:32

八坂神社 御供社の社前に、大きな看板が立てかけられています。

7月26日・午後7時 「又旅社仮殿遷座祭」とあります。

御供社のことは、"又旅さん"の名で親しまれていて、又旅社とも呼びますが、

以前の記事でご紹介したように、御供社の社殿の傷みが激しくなってきたので、

8月に入ってから、新しい社殿に建て替える工事が始まるのです。


その間、神さんに八坂神社に遷っていただいて、新築工事が完了したら還ってきてもらうのです。

だから、またその時は、還座祭が執り行われるのでしょう。


今回、二百数十年振りの建て替えらしく、使える古材は再利用するとのことです。

文化財としての調査も兼ねていますので、どんな重要な事実が判明するものか、

好奇心が掻き立てられます。




★尚、遷座祭の次第をお聞きしたところ、

 御神霊は、一旦、八坂神社にお還りになられるということで、御霊遷しの神事が行われます。

 御供社から堀川三条までは、神職の手により御神霊をお遷しなり、

 堀川三条からは、車で八坂神社までお遷りになります。

 この間、三条会商店街の照明を落として暗くし、その道中を調えられるそうです。

 また、三若神輿会の面々により、御霊を捧げ持つ神職を覆い隠す幕を張るそうです。

 祇園祭の宵宮祭の長距離パターンです。

 非常に珍しい神事を見ることができる機会なので、神事に興味のある方は必見でしょう。



この遥拝所は、御神霊がご不在の間、この場所より八坂神社の仮殿に遷られた又旅さんを拝む場所、
つまり、遥拝所なのです。


■以前の記事■
【2009年05月05日 "又旅さん"で親しまれる八坂神社御供社】

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