骨屋町の地蔵堂が新築
六角通烏丸西入の”骨屋町”。
祇園祭で「浄妙山」を出しているお町内です。
その町内の一角に、真新しいお地蔵さんのお堂が建っていました。
まさに”新築”というのにピッタリの姿です。
瓦葺に、雨樋は銅版の本格的な造りです。
表に出てはったお婆さんにお話を聞いたところ、
地蔵堂はもともと町内の北側にある路地の奥にあったけれど、
町内の人がどんどん減っていく中、路地奥の目の届かない路地奥では、
ちゃんとお守りが出来ないし、地蔵盆でみんなが集まるにも表の方がいいということで、
この場所に移すことになったそうです。
内を覗くと、お地蔵さんはまだ引越しされていないようです。
肝心のお地蔵さんは、円山公園にある浄妙山の収蔵庫に収めてあり、
よい日和に、町内でお披露目をするといっておられました。
町家の取り壊しに合わせて、地蔵堂も無くなってしまったり、
ポツンと地蔵堂だけが残って寂しそうな姿を見ることが多い昨今ですが、
新しいお堂を建ててもらって、お地蔵さんもさぞや喜んだはると思いました。
関連記事