平成の復活・仁丹町名表示板 「船鉾町」を発見

ずんずん

2011年03月14日 22:19

去る2月10日、京都市役所に復活仁丹町名表示板・第一号設置の報をお知らせしたが、

森下仁丹から選出された設置町内会へは、それぞれに仁丹町名表示板は発送済みである。

そろそろ、その設置事例が見られるのではないかと思っていたところ、

「新町通綾小路下ル・船鉾町」で発見することができた。

「下京区」は左から右へ。 ”区”は新字体。 ”下る”の”る”はひらがな。

これこそ、平成に登場した新しい仁丹町名表示板である。

広告は、広く社会に役立つものでなくてはならないという「広告益世」の理念。

森下仁丹の創業当時からの思いが結実した姿である。

懐古趣味のレトロ看板ではなく、現代に生きる町名表示板であるからこそ、

素材は対候性にすぐれた琺瑯製で、小学生でも判読できる表記になっている。



この建物は、船鉾町の町会所で、この前に祇園祭の時、船鉾が建つ。

路面に見える、四つの礎石のようなものは、この石の上に鉾の土台となる柱を建てる目印ともなるが、

その昔、道路がまだ舗装されていなかった時代、まさに鉾の礎石の役目をしていた。

同じような石は、この祇園祭の山鉾町を巡ると、見つけることができる。


その他の選出された設置町内会にも、近い内に設置されるものと思われる。

ひょっとしたら、すでに設置済みの町内があるかもしれない。

また一つ、新しい町歩きの楽しみができたというものである。


因みに、選出されている町内会は下記の通り。

○上京区加賀屋町 ○上京区大黒町 ○中京区三条町 ○中京区六角町 ○中京区百足屋町
○中京区小結棚町 ○中京区釜座町 ○中京区三条油小路町 ○中京区下樵木町 ○下京区船鉾町
○下京区東塩小路町 ○左京区銀閣寺町

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