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CATEGORY:お店

2009年06月20日

”おけそくさん”の買いもん

”おけそくさん”を買いに、新烏丸二条上ルの「松彌」さんに行ってきました。

”おけそくさん”というのは、お仏壇など仏前に供えるお餅のことで、

大きさにして直径5cm程のかわいい小餅です。

”おけそくさん”の買いもん


実家がおんなじ町内だった松彌さんには、

おけそくさんを買いに、小っちゃい頃からよくお使いに行っていました。

懐かしいお店です。

昔は小銭を握り締めて、ほんの50mほどを、

「おけそくさん四つ、おけそくさん四つ・・・・」と、おまじないの様に呟きながら、

松彌さんまで歩いて行ったことを思い出します。

お駄賃に、おまんをもらったりしていましたが、

考えると、おけそくさんよりも、おまんの方が高かったりしたのかと思います。

でも本人は、ちゃんとお遣いが出来た褒美と、嬉しかったのを覚えています。

それから、もう何十年も経って、その後に大津に引っ越して、

それ以来、松彌さんに行っていなかったのです。



大分と以前になりますが、松彌さんに聞いたお話です。

松彌さんに”おけそくさん”を、初めて買いに来られたお客さんがおられたそうです。

その方は、「おけそくさん、ありますか?」と尋ねられたそうです。

必要な数をご用意し、お客さんにおけそくさんを渡された後、

こう、お話になったそうです。

「おけそくさんは、お仏壇に毎日お供えしていただけるように、いつでも作ってご用意しています。」

「これらからは、おけそくさん下さい、とお申し出いただいたらいいですよ。」と。

この話を、久々に思い出し、心にジワーっと懐かしい気持ちが染み渡りました。



もう一つ、嬉しかったのは、松彌さんの「ふく」が元気だったことです。

「ふく」というのは、柴犬のオスで、聞くと、もう15歳。

人間にしたら、90歳を超えてるでしょう。

毛の色艶もよく、なかなかの男前爺さんぶりでした。

いつも、店先を通り過ぎる人や車を、しずかに眺めていて、

今まで、「ふく」が吠えたのを、ほとんど見たことがありません。

さすが、血統を受け継ぐ、本当の柴犬です。

まだまだ元気でいて欲しいです。


■ 松 彌(まつや)
京都市中京区新烏丸通二条上ル橘柳町




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Posted by ずんずん  at 18:55 │Comments(0)お店

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